オープンシステムのご紹介
オープンシステムとは?

高度な治療設備の整った病院が、地域の開業医に施設を開放し、患者さんのかかりつけ医としての開業医自身が、病院でも治療や手術を担当しながら、病院の若手育成にもあたる体制をオープンシステムといいます。
普段のかかりつけ医が連携先でも継続して患者さんの治療に当たりますので、患者さんにとっても安心して利用いただける、従来の医療連携からもう一歩進んだ形と思っていただければ幸いです。
オープンシステム導入と国内整備の経緯
オープンシステムの導入のきっかけは、私が1980年初頭にペンシルバニア大学留学中、米国のオープンシステムに触れたことでした。
患者さんへの医療をシームレスに行うこのシステムに魅力を感じ、帰国後、先輩格に当たる神尾友和先生にご相談を持ちかけ、関心を持っていらっしゃった神尾先生の病院:神尾記念病院(神田)と当クリニックでスタートさせました。
現在では神尾記念病院を中心とし、全国50箇所余りの診療所の先生方が提携し、医療ネットワークを形成しております。
当クリニックでの診療
先にも述べましたが、当クリニックではいち早くオープンシステムを取り入れ、院長の私(岩佐)が神尾記念病院のアテンディング・ドクターとして、当クリニックから銀座線でもJRでも簡便に行ける神田の神尾記念病院内で手術や検査を行いながら、若手育成に努めて参りました。
次のフェーズとして、実践してきた地域医療の最前線であるクリニック(診療所)の有り方を今一度見直しつつ、長年にわたり築いてきた全国的医療ネットワークを通じ、花粉症やめまいなどの疾患で困っている方の個々の状況に合わせた最適な医療を提供する体制作り/環境作りの先掛けとなるべく、日々邁進したいと考えております。

治療に当たる医師が患者さんと信頼関係を築き、協力して最も適切な治療を進めることにより、少しでも早く病気を治す事を第一優先にしております。
そうしたポリシーの元、米国留学中に体験したオープンシステムを持ち帰り、神尾記念病院の協力も得て、日本国内でも同様の医療サービスが受けれる体制をつくりました。